時代の半ばに自分はいた仕事も趣味も恋愛も総てが中途半端だった
だから人生は至って何もない自分だけの真っ白な世界だった
今日も一人、ぽつりぽつりと散歩に出かける。変わり映えしないのはきっと自分のせいなのに
これはきっと性だ
雑踏の真ん中で誰かの本音が聞こえてくるようだった
君が自分の足で変えなければ何もこない
愛も足りない、時間もない、情報もなければもう
誰かが自分のことを愛してくれるのをじっと待ってるそんなむなしい時間だった
ある日、銀行を横切り郵便局の前で赤ん坊の乳母車をひいている老人を見かけた
老人は自分をまっすぐ見つめ赤ん坊をいかにも大切そうに押していた
赤ん坊の顔はりりしかった、そのまま大人になった顔が想像できるくらい
知性も感性も赤ん坊に総て完成し備わっているような気がした
思わず大人になったとき自分の恋人にしてくださいと嘆願したくなるくらいだった
俺はもう30半ばだというのに
老人と赤ん坊はその後すぐに消えた
しかしその後不思議な世界の入り口へと自分は入っていた
大学の同級生だった人物から電話が入った
今日コンパするんだけど人数が間に合わないので君も来ないか
いつもなら断っていたが今日は時間もたっぷりある
いやカラオケだけは勘弁してくれるなら
そうこなきゃ
嫌な予感がしたのだが案の定自分はこの場でものすごく浮いた立場になっていた
大人になってもこんな空騒ぎだけはごめんだった
横の女の子にごめんと合図をして途中抜け出していった
夜の空気がすがすがしくたまには夜の散歩もいいものだと一人歩いていた
すると道ばたで赤ん坊の泣き声がする母親が必死であやしていたが
生まれたての赤ちゃんと言ったところだが
どうにも泣き止んでくれないようだ
思わず、大変ですねと声をかけていた
えぇいつもはおとなしいのに夜になると泣き出すんです
その子供はあど気ないかわいいくりくりした目でこちらをのぞくといきなり泣き止んだ
男の子ですか?女の子ですか?
男です でもよく間違えられて
はは、自分の昔にそっくりだ
でも人見知りが激しいんですよ、私と家族いがいなつかないんです
でも大きくなれば大丈夫、自然と社会のルールに沿ってゆくものですよ
その場で別れた親子に自分の姿を投影してしまった
その後親ですら信用できなくなった自分が心底嫌いだった
明日は仕事の締め切り日
心の余裕などそのときは生まれなかった
2008年9月5日金曜日
ゆかいな仲間たち
すいませんまた完結するかわからないものを挿入します
他のものも完成させたいのですが見切り発車ということで勘弁してください
なんだかなぁ
今日も手応えのない日だった
会議では結構盛り上がっちゃったつもりだけど志が少し足りない
仕事もやりがいがあるものなんて胸を張っていえるものじゃないし
いつまで独身なのって聞かれるのももう慣れたし
独り言が増えてきたよ
孤独じゃないのになんだろう胸にぽっかり空いた穴
誰が埋めるわけでもないのに何かに何かを求めてるんだろうな
5階建てのこじんまりとしたアパートに帰ると
1DKの8畳間には所狭しといろんなものが置いてある
ペットのオオクワガタ
愛猫のシータ
後そこら中にいる小さなゴキブリも
季節は9月だというのにまだ蒸し暑い
食欲も失せてテレビをつける気力もない
冷蔵庫を開けると昨日まであったような気がするビールがない
仕方がない隣までひとっ走り買いに行こう
部屋を飛び出したときは何も感じなかったのだが
酒屋に入ると友達の元彼女らしき人がキャンペーンをやってる
目を合わせないようにしたがつい
視線を元に戻した瞬間かち合った、あらお久しぶり
ちなみに友達とはすでに切れていたから
気まずいといえば気まずい
これ今なら試飲できますよ
ささ一杯どうぞ
進められるまま喉にグビグビと押し込んだ
この際味なんてどうでもよかった
確かに新しい味だね
でしょ今なら一ダースで安くしときますよ
腕がはち切れんばかりの荷物を片手に家に帰ると
自動ドアの前でなにやら騒がしい音がする
自分の家の前のような気もしたがはて
ドアを開けるといきなり飼い猫のシータが飛び出してきた、何かにまるで追われるかのように
少し部屋の空気が重たいな
電気をつけるとなんと飼育箱の中から数万円の価値があるオオクワガタが逃げていた
あぁ
何ともいえない焦燥感が胸を締め付けた
すると何ともいえない臭いが鼻の周りを包んだ
子供が大好きでしかも人それぞれの臭い
急いでトイレに行く便器には何もなかったけれどしっかりと臭いは存在する
一応水で流しておいたのだが
その夜はとりあえず眠った
しかしなぜかベッドの上は3人くらいすし詰めで寝てるような気分だった
他のものも完成させたいのですが見切り発車ということで勘弁してください
なんだかなぁ
今日も手応えのない日だった
会議では結構盛り上がっちゃったつもりだけど志が少し足りない
仕事もやりがいがあるものなんて胸を張っていえるものじゃないし
いつまで独身なのって聞かれるのももう慣れたし
独り言が増えてきたよ
孤独じゃないのになんだろう胸にぽっかり空いた穴
誰が埋めるわけでもないのに何かに何かを求めてるんだろうな
5階建てのこじんまりとしたアパートに帰ると
1DKの8畳間には所狭しといろんなものが置いてある
ペットのオオクワガタ
愛猫のシータ
後そこら中にいる小さなゴキブリも
季節は9月だというのにまだ蒸し暑い
食欲も失せてテレビをつける気力もない
冷蔵庫を開けると昨日まであったような気がするビールがない
仕方がない隣までひとっ走り買いに行こう
部屋を飛び出したときは何も感じなかったのだが
酒屋に入ると友達の元彼女らしき人がキャンペーンをやってる
目を合わせないようにしたがつい
視線を元に戻した瞬間かち合った、あらお久しぶり
ちなみに友達とはすでに切れていたから
気まずいといえば気まずい
これ今なら試飲できますよ
ささ一杯どうぞ
進められるまま喉にグビグビと押し込んだ
この際味なんてどうでもよかった
確かに新しい味だね
でしょ今なら一ダースで安くしときますよ
腕がはち切れんばかりの荷物を片手に家に帰ると
自動ドアの前でなにやら騒がしい音がする
自分の家の前のような気もしたがはて
ドアを開けるといきなり飼い猫のシータが飛び出してきた、何かにまるで追われるかのように
少し部屋の空気が重たいな
電気をつけるとなんと飼育箱の中から数万円の価値があるオオクワガタが逃げていた
あぁ
何ともいえない焦燥感が胸を締め付けた
すると何ともいえない臭いが鼻の周りを包んだ
子供が大好きでしかも人それぞれの臭い
急いでトイレに行く便器には何もなかったけれどしっかりと臭いは存在する
一応水で流しておいたのだが
その夜はとりあえず眠った
しかしなぜかベッドの上は3人くらいすし詰めで寝てるような気分だった
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