2010年10月30日土曜日

フラッシュバック

やあやあ
またこんなところで出くわしてしまった
お気付きの方も多いと思われるが此処に書かれた文章はほとんど自分の実体験に基づいたものだ
そして女性観や恋愛観も切っても切れない
せっかく機会だから昔を少々振り返ろうと思う

Lime
普段大切にしている何気ないものとは何かということに基づいた
ちゃんとモデルは存在しているのである

モノクロームカーニバル
病院の一室で自閉症の少女を見て思いついた
この文章とは似ても似つかないヒステリックな人だったが
哀愁が漂う不思議な経験だった
オチに浦島太郎を持ってきたのはネタのパターンがないというのはなしである

クロスロード
自分がミュージシャンになればこうありたいという気持ちで書いた
文章には音楽が表現できないのだが
こういう文章にも何気に韻は含んである?

目覚めよ私
これはとても悔しく残念な作品
大事に温めようと思ったのだが
水をやりすぎていつの間にか枯れてしまった

at the party
些細な喧嘩から大げんかに発展し何もかもを許せる結果にしようとした
やはり持続しなかったようだ

version
青春時代を実写で夢中になれたらという願望で書いた
価値観の違う登場人物をどんどんぶつけようと計画していた

バレンタイン
日常でモヤモヤと沸き起こるフラストレーションを表現した
実は神様はいつでも近くに存在する

みだれ
これは実際の家族の相関である
事実を面白く羅列すればよかったのだがこれもボツに

振り返ればあんまり完成したものがないのだ
しかし要望があるのならいつでも準備はできている
すなわち新しいネタの枯渇を予感しているのだよ
本当に

2010年10月29日金曜日

結婚

午後の喫茶店
いつものように友達と永遠とくだらないことをしゃべる
でもなんだか最近表情が浮かないね
その指輪
うん
彼にもらったんだ
ダイヤモンドまではいかないけれど
きっといまの彼に出来る最高の指輪

ふぅ
なんだかため息が多い

結婚は確かに出発点
お互いがこれからの旅路を手をとりあって確認する

彼のどこが好き?

一途なところが好き頑張ってる姿が好き
自分が一番やさしくなれる瞬間なんだ

結婚式は何を着ていこうかな?
あんまりそう言うのは気にしなくていいよ
きっと今まで通り等身大の形で生きて行ける気がする

とりあえずおめでとう
そしてこれは一区切りに過ぎないことも
まだ自分の人生は始まったばかり

2010年10月28日木曜日

女神

あ~今日もしんどかったな
窮屈な社会生活
ストレスの貯まる日々
少しの夢を追いかけるため辛いノルマをこなしている
女運はなく
未だに独身
たまに通う風俗店がストレス解消

よっしァー
ボーナスが入ったな
いっちょ景気づけにソープランドに行くか

景気よく店内で指名する写真を選んでいると
すいません今日は新人の研修の日でして
すべて風俗嬢は出払ってます
そうか
じゃその新人でいいよ
そうですかしかし本番は禁止ですよ

俺は室内に入ると
自分の目を疑うかのような美女がいた

はじめまして今日は宜しくお願いします
俺はあれよあれよといううちにすっぽんぽんになっていた

彼女はぎこちない手つきで俺を触ってきた
すいませんちょっと緊張してて
その時、彼女のチラリと見せた美乳が
理性を爆発させた
あっ何をするんですか
彼女を父をまさぐった最初は嫌がっていたが
うぉぉぉ
逆に吸いついてきた
激しかった
そして
禁止されていた本番をしてしまった

終わった後俺は彼女の交際を申し込んだ
こんな出会いだが二度とこんな女には巡り会えそうにもなかったのだ

誰かが言う
でもさ出会いの種類はあれど最後はフィーリングだよね

彼女は付き合い始めて突然俺に言った
私、女神なの

最初、男と交わることはとても勇気がいると思った
でもこの道しかないの

何を言ってるのかサッパリだけれど
これまでどおり普段着で付き合おうよ

あなたに奉仕する
これから
二人の間には自然と子どもができた
しかし結婚はしなくていいといった

さりげないところで色々なアドバイスを貰うことが増えた
俺は夢の実現へコツコツ進んだ

しかし彼女は俺の母親とそりが合わなかった
そのことがどうしても自分を苦しめた
生活は軌道に乗りそうで乗らなかったのだ
とつぜんかのじょは
俺に
別れましょうと切り出した
俺はまたワケが分からなかった

自分が信じられなくなたったの
しかし
あなたのこともそう
なんとも腑に落ちない別れ方をしたのだが

それから先
俺はなんども女性と遍歴を続けてしまう
しかし
どこか母親でもない
不思議な魅力を持った女性とばかりだ
男をはるかに凌駕した力
それを女神という

最近、自然と笑顔が増えてきたような気がした

2010年10月23日土曜日

インターセクション

ここまでいろいろな散文を書いてきて
自分の一番のテーマは気持よさ
すなわち幸福に尽きる
幸福と言っても相手を傷つけたり驚かせるのも幸福

自分の中心に据えたこのテーマ
自分はなぜ何かに追われるように書き続けるのだろう
それがその答えにつながってるような気がするのだ

物語は特に街を歩いたり喫茶店をいると浮かぶ世界を
無理やり自分の腕力でそれを近づけ見て感じ写生する

幸せとは新しい世界すなわち自分の理想を広げる明かりなのだ

昔を振り返るとやはり逃げていたんだろうなとうなだれてしまう
しかし
紛れもなくこれは何かを誰かを導いている所業なのだ

2010年10月22日金曜日

五月雨~みだれ

ここには山も川も空もある
誰も立ち入れない場所
左手にあるもぎたてのかきを頬張る
川のせせらぎ
山のざわめき
鳥の鳴き声
皆一体となる
頭が自然と浄化されてく
こんな時間がなければ俺は腐っていくところだった

若、そろそろ時間ですが
後ろで待っている家来たちが迎えに来た
そうだな
俺は本丸に帰ろうとした

ときは西暦1598年
いまの歴史とはパラドックスを起こし
産業革命がいち早く起きた
パンゲアと呼ばれる大陸
俺達はその極東に住んでいる
ジパングという
そして園にしにある繁栄を極める帝国
ブリテンという
二つの国はともに繁栄を築こうとしていた
俺達はちょんまげや刀すら捨てられない世の中に
相手は既に拳銃やテレビやラジオを持っている
俺達の文明は開花した
しかし昔の古きよきものを引きずって
相手から言えば奇天烈な国になってしまった

本丸で静かに食事をとっていた
がらんどうな空間でいつも独りでメシを食う

若、母上がお呼びですが
突然女中が入ってきた
そうか、しかし食べ終わるまでここには入ってはならないぞ
俺は厳しく注意した

母は本丸の離れた女だらけの空間にいる
普段は足を踏み入れないのだが
最近女たちの動向がおかしい
ちょうどいい俺も話がしたい
母は14歳で俺を出産した
世継ぎを生むために半ば強制的に結婚して
父親との愛情は多分余り無い
その複雑な関係が俺をまた苛めるのも事実
真一
ここにいたのですね
母上
何か御用ですか
これ以上自分の時間を必要以上に持つのはやめなさい
あなたにはやるべきことがあるのです
例のブリテンのことですが

あぁまた彼女に会いに行きます

一つ忠告します
あそこは女だけで作られた国なのですよ
何か?
お前にはまだわからないのです
母は意味深な言葉を残して去っていった

またブリテンから物資が届きました
あの国は世界中の至る所からいろいろなものを集める
見たこともないものがゾクゾクと送られてくる
甘いモノはあまり食べたことはありませんか?
これはバナナと言ってこうやって皮を向いて食べるのです

若、そろそろ父上が帰ってきますが
あぁ今日は会わないと伝えてくれ


爺やと風呂にはいるのが日課だった
西洋の風呂はこうやってみんなではいるのが嫌いなんじゃ
背中を流しあうこともしないだろう
文化の差以上に埋められないものがある
それが男と女じゃ
ここには男と呼べる人間は三人しかしない
しかし
ユッミーがお前の顔をしきりに見たいと言っておるぞ
俺は背中を流す手を止めた
3日ごまた会いに行きます
しっかり護衛をつければ心配はないな

父は疲弊していた
あらゆる国に根回しをしなければこの国は崩壊するかも知れない
特に俺はこの国に対するビジョンがあった
これからはオープンにならなければいけない
ブリテンの目覚ましい成長を横目に見てそう思う

またあなたなの
母は父にいつも辛く当たる
真一をあの国に暫く贈ろうと思う
もう交渉は決裂状態だ

あなたは知らないのよ
その場しのぎその場しのぎ

これは婆やのアイデアだ
お前は文句を言えない
女の恐ろしさを知らないあなたに言うのは酷だけれど
あなたは既に男としてはお払い箱なんだから
すまん分かってくれ

あんたなんか大っきらいよ

明朝
大きな軍艦が港についた
護衛艦三隻、駆逐艦六隻
船から出る煙ははるか天につながるかのように仰々しい
物々しい旅立ちの始まりだった

2010年10月20日水曜日

ロマンス

高台から見下ろせる住宅街
いつも見慣れてるせいか
特別な感情を抱かない
なんにもない日常だけれど
普段いる家族
友達
けど決して退屈ではない日常
よく目を凝らしてご覧よ
普段見る公園の土管でもどこか不思議な場所につながってるんだ
同じ瞬間は二度とないんだよ
こんな日常にいつもよぎる言葉
自分だっていつかは冒険に出たい
でも頭の中でこんな感じだろうという先入観がある
同級生だってみんな大人じみていくけれど
無垢な心は少しづつ削られてゆくんだ

そろそろ夕餉の時間だ
鼻を優しく包む食べ物の匂いがした
すると隣にいた黒猫が急に鳴き出した
大きなあくびだった
私は暫く見ていると
顔を手でしゃくる動作をした
色眼鏡をとろうよ
いつでも僕は君をつれてってあげる

いつも見る高台の住宅街
太陽の光が綺麗に映える街
凹凸レンズで見るかのように街は丸くぼんやりとした

2010年10月19日火曜日

発射十秒前
エンジン起動
点火用意

今宇宙ロケットが打ち上げられている
正確に言えば宇の船

あの世に正確にこの無数の魂を届ける仕事
それが俺の使命

発射

鈍い轟音と共に視界がめまぐるしくなった
宇には数えきれないほどの魂が漂っている
みんながいつか一つになれる日まで自分の使命は続く

気づけば空は薄白くなり
これから大気を抜け成層圏を抜け飛んでゆく

いつもありがとう
それが唯一の励まされる言葉

気がつけば意識を失っていたようだ
宇は無限に僕らの居所を探し続けているのだ

2010年10月16日土曜日

2010年10月15日金曜日

2010年10月13日水曜日

生命

この物語は際どい描写が含まれています
読む進む際には十分注意してご覧ください


俺は世界を見限っていた
既にすべてが手に入っていた錯覚だった
生まれた時から
故に優しい言葉をかけられたこともなく
自分からかけたこともない
親は大会社の社長
親族は市議会議員から警視庁の警視
VIPのオンパレードだった

やることは全て遊び
女遊びからドラック
やることを片っ端からやる
親たちが後の始末をつけてくれるのだから軽いものだった

今日は廃人同然にインターネットカフェに寄る
声をかければたいていの女はついてくる
今日も軽い気持ちだった

カードを定員に差し出すと
はい、四時間パックのa席ですね
こちらは禁煙になってますがよろしいですか
大人びた印象が残るがあどけない女
硬い笑顔で説明する
俺は30分後に部屋に来てくれと誘った

ネットサーフィンも飽きた頃
女が現れた
ロングヘヤーがなまめかしく
俺は声をかけた
女はまんざらじゃない素振りを見せた
そして何かが自分の中ではじけた
女を自分のものにしたい
その一言だった

突然後ろから羽交い締めにし
口を閉じさせると
女はかすかな声でやめてと言った

何だまんざらじゃなさそうじゃないか
俺はそう思い
いいだろ
その一言で始まった
女のスカートとパンツを脱がし
自分の下半身をあてがった
鈍く室内が軋む音がした
まさか他のネットサーフィンをやっている連中は気づきもしないだろう
事が果てると
俺は自分の名刺を出した
女は複雑な表情をして受け取った
やはりまんざらではなかったんだな
俺は呟いた
でもこんなこと誰にも言えません
どうしたらいいのか

俺にいつでも教えろよ
お互いの電話番号を交換してその後だった

俺は高台のマンションを独りで借りて住んでいる
親が毎月仕送る金と相談してそこに住んでいる
故に孤独なときもあった
遊び人だけを呼んで乱れる夜をしてもいい
しかし、遊びが派手になればなるほど心はすっ飛んでしまう
どこかが孤独なんだ

俺は女を呼んだ
名前をなんども聞いているのだが教えてくれない
家事を進んでこなしてくれ
俺は家政婦のように彼女を扱っていた

無論肉体関係は最初の時以外はない
ここが俺の肝心なところで後腐れのない一番の方法だった
俺は少しよぎるものがあった
彼女の微笑が丸くなってきたな

こんな時誰かがいてくれたら
俺はいつも思う
病気なとき、悩んでいるとき、苛まれているとき
結局親は金に自分を投げ出したに過ぎなかった
肝心なことは何一つ言い出せなかった
彼女を呼び出す日々が続く

まばゆい日があった
それは雪の日だった
熱を出しているのにもかかわらず
俺は雪と戯れた
彼女が倒れた自分を解放してくれる

そう思った
知り合って10ヶ月近く
彼女のお腹のあたりが気にかかるようになった
確かにボール大の大きさのお腹
普段体など見せ合わないので俺ははっとしてしまった
まさか

俺は彼女に解いだ出すのが怖かった
恋人ではない
しかし遊びではない
そんな微妙な関係が嫌なのだ
割り切れない

しかし彼女は告白をした
幸せそうにうつむき
あなたの生命が宿っていますと

俺は言った
おろしてくれと
慰謝料も出す手術代も出す
これ以上の関係はやめようと

彼女は悲しい顔をした
そういうと思っていたわ
今なら言えるけれども
あんたダサすぎるよ
自分より弱いものには卑屈でプライドだけは高くて

彼女は持っていた刃物で自分の腹部を斬りつけた
彼女は破水した
俺は無我夢中で救急車を呼んでいた

お腹の赤ん坊は無事
しかし彼女は出血多量で帰らぬ人となった

十年後
俺は軽い服役を終え
食卓の準備をしていた

お父さん会社に遅れるよ
お前こそ学校は
お父さんのことが心配で先に行けないよ
まだあどけない小学生の彼女
彼女はまばゆかったほんの少しぎこちない笑顔を見せて
自分の中で本当に守りたいものができた

2010年10月3日日曜日

Home

俺はある場所にいた

整然と立ち並ぶ住宅街
どこの家にも鍵がかかってない
誰かが呼ぶようにその家はあるのだ
世界があるように自分の世界
それは家庭
長いようで短い人生で悟ったこと
すべての感情や本能は
最後にどこに行き着くのか
それをつぶさに観察していると
最後は家庭だった

そろそろ自分の家に帰らなくては

朝目が覚めると
三人でくるまって寝ていた

母親と父親ではなく
二人の妹

家族は五人

正確に言えば二人の妹は
母と父の純粋な子ではなく
別の母親の子供
だったら実の家族とは思えないのだが
この絶妙な連帯感がまた真の家族というものを教えてくれる

内容は割愛をするが
人は複雑な家庭環境を背負って生まれる
だったらそれを楽しんでしまえばいいのである
家庭とは過程と書くまた仮定とも書く
家庭はなぜか成長する
それはまた別の家庭をいつか持つことによって進化する
家庭とは発達段階の未成熟かつどんな出来事があっても癒せる
素晴らしい集合体でもある