桜の季節になると出会いがやっていくる
少し思うけれど青春って結構思ってたより淡白だ
あれだけ自分の中では燃え上がったことも過ぎてしまえばあっという間に消えてしまう
中学三年の春
その出会いはやってきた
ヒョッコリ背の出た猫背気味の彼
転校生だった
何をやるにも少し億劫そうな顔
勉強もスポーツもそこそこ
なのに
自分の心だけが異常に燃えあがってしまったよ
話しかける隙もない
微妙なしぐさはますます虜になってしまった
昼休みの時間にひとり黙々と何かをしていた
弁当だった
彼は恥ずかしそうにペッカペカのピンクのハート型の弁当箱を広げて
無我夢中で食べていた
きっとみんなの前では恥ずかしかったんだろう
放課後
体育館裏の掃除を居残ってしようとしていたら
彼が紫煙を上げて一服している姿を目撃してしまった
なんて偶然
但し話しかけようとはせず
黙々と煙草をすっている姿に見とれていた
後で行ってみると吸殻が落ちていた
銘柄はセブンスター
あんなにおぼっちゃまふうな優等生を気取っているのに
こんなことをしてるんだ
私の中では彼をセブンと呼ぶことにした
セブンは相変わらずマイペース
友達の反応もマイペースで
誰とでも歩調を完璧に合わせることはなく
ふらふらっと
今日も廊下を歩く
今日も放課後
教室の掃除を居残ってやっていると
運動場の中で黒塗りの外車が止まっていた
中から出てきたのは驚くほど美人な貴婦人
そして近づいてきたのはあのセブンだった
速く乗りなさい
そう促しているかのように見えた
セブンのしぶしぶしたその仕草に
はじめてれっきとした態度を見た気がした
彼はその車に乗った
お母さんと思える人は何ら表情を変えることなく運転していた
後日彼は転校したことを知った
何でも父親は生まれた時からいなくて
母親一つで育てられていたそうだ
セブンスターを吸って空をみあげていた彼の横顔が未だに忘れられない
又桜の季節が来る。
2011年1月25日火曜日
Baby color
何も出来ない自分、小さすぎる手、立つ事の出来ない足、泣き止む事をようやく覚えた口。
誰かの胸の中にいつもいる、気がつけば何処かのど真ん中で寝ている、目が覚めれば母の胸。
そうやっているうちに時間は流れる、毎日が同じ事だとしても。そのうちに居心地のいい場所を無意識に探している自分がいる、何処が間違って何が正しいのか、意識しだすと離れてゆくような気がする、何かに。
僕の手は小さい、だから誰かの力が必要だ。
-- iPhoneから送信
誰かの胸の中にいつもいる、気がつけば何処かのど真ん中で寝ている、目が覚めれば母の胸。
そうやっているうちに時間は流れる、毎日が同じ事だとしても。そのうちに居心地のいい場所を無意識に探している自分がいる、何処が間違って何が正しいのか、意識しだすと離れてゆくような気がする、何かに。
僕の手は小さい、だから誰かの力が必要だ。
-- iPhoneから送信
2011年1月20日木曜日
Full campus
はぁ
溜息って幸せが逃げている証拠だな
掲示板を覗きながらつぶやく青年
大学構内の冷たい冷たい風に吹かれ
やりたいことって確かにあるんだ
でも
入ってすぐこんなんじゃなかったって思う
自分の下調べがまずかったのか
世の中を甘く見ていたのか
教授の話を聞くより独りでぼんやりノートで研究していたほうが
手応えがある
おい
肩をポンと勢い良く叩かれる
辛気臭い顔などしているとまた講義の途中に指名されるぞ
体育会系のノリなのにバリバリの研究者肌
名前は知らないがよく食事をする友達
大学ってたいていよく名前を覚える日まもなく席を一緒にする機会が多い
独りって寂しくもあるけどさなんか気楽で何かできそうな気がするんだ
馬鹿な事を言って、人は人からしか導いてもらえない
何も持たないってことはいつまでもその場所に立ちすくむのと同様なんだよ
今になっても議論は続いているのだが
結局人の輪にいることを選んでいる
人と居ることって悪くないなと思うことも最近有る
美しい道を選べたとき
隣にいた人を見て満足と感謝の意を捧げる
ともかくやりたいことってなんだろう?
真剣に向き合っているが未だに答えは出てこない
決して遠い未来に対する安定でも不安でもないんだ
ただ自分らしくありたい
そういうシンプルな言葉が出てくると
ちょっとだけプッと笑いが出てしまう。
溜息って幸せが逃げている証拠だな
掲示板を覗きながらつぶやく青年
大学構内の冷たい冷たい風に吹かれ
やりたいことって確かにあるんだ
でも
入ってすぐこんなんじゃなかったって思う
自分の下調べがまずかったのか
世の中を甘く見ていたのか
教授の話を聞くより独りでぼんやりノートで研究していたほうが
手応えがある
おい
肩をポンと勢い良く叩かれる
辛気臭い顔などしているとまた講義の途中に指名されるぞ
体育会系のノリなのにバリバリの研究者肌
名前は知らないがよく食事をする友達
大学ってたいていよく名前を覚える日まもなく席を一緒にする機会が多い
独りって寂しくもあるけどさなんか気楽で何かできそうな気がするんだ
馬鹿な事を言って、人は人からしか導いてもらえない
何も持たないってことはいつまでもその場所に立ちすくむのと同様なんだよ
今になっても議論は続いているのだが
結局人の輪にいることを選んでいる
人と居ることって悪くないなと思うことも最近有る
美しい道を選べたとき
隣にいた人を見て満足と感謝の意を捧げる
ともかくやりたいことってなんだろう?
真剣に向き合っているが未だに答えは出てこない
決して遠い未来に対する安定でも不安でもないんだ
ただ自分らしくありたい
そういうシンプルな言葉が出てくると
ちょっとだけプッと笑いが出てしまう。
2011年1月16日日曜日
2011年1月14日金曜日
登録:
投稿 (Atom)