2009年8月16日日曜日

未来

一人暮らしの僕、今日引っ越したばかりの僕。
窓にはまだカーテンのない窓ちょっと薄汚れた壁。
台所にはまだ誰かの使った跡が残ってるようだ。
一階の部屋だから日光はあまり期待は出来ないそれでも僕は持ってきた
観葉植物を
お風呂はシャワーと手狭な湯船、洗面所
何かと彩りが欲しいから手元に置いてみた
熱帯魚を
6畳のリビングルームここで何もかもが始まる
一人で笑うことはやはり不可能だから
堂々と鎮座させてみた
ハイビジョンテレビを
能動的にはやはり人間誰もがなってみたいものだから
近所の迷惑にならないならと持ってきた
ストラトキャスターを
もうこれ以上挙げるときりがない
自分の生活は何かとすることが多いけれど
これ以上にもないことをいつかやっているような気がして

次第に空気は変わってきた
会社や友人関係で疲弊してきた
自分の本当にやりたいことは出来なかった
だけど一生懸命やった
それでも無理だった、嘘はつけなかった。
生活から彩りが消えた
植物には水をやらず
熱帯所の水も換えず
テレビも見なくなり
エレキギターも放り投げた


遠いある日夢を見た
おはよう
お帰りなさい
お疲れなさい
今日は気分が悪そうね
誰かに日常的に話しかけれている。
こんな暖かい言葉今まで待ってたのに
ずっと待ってたのに


また引っ越しをするとき
ものを処分するときが来た
整理をしてるときつい眠ってしまった


ひどいよ
あなたは所詮ものをものだと思ってたんだね

上手くいかなかったのは周りのせい
僕は・・・・そのことばかり思っていた

新しい生活がまたはじまる
僕は気付いてるようで気付かなかったんだ
ものを言わない植物でもずっと自分を見守ってくれた
水槽を泳ぐ魚も僕のリズムを作ってくれた
テレビは対等に人と接することを
ギターは僕と調べをともにすることを心待ちに


やり直せるかなんかじゃない
自分の身の回りから貰った恩をこれから全力で返すんだ

少しだけ周りが明るくなったような気がした

おわり

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