2011年4月17日日曜日

出会いは別れ

ぼんやりと池の畔で男は呟いていた
些細なコトを何時までも悩んで人生を棒に振りたくはない
かと言って自分は小さなことだと見過ごしてきたことが今までどれほどあったことだろう

臆病でもなく卑怯でもなく何かが必要だった

父と母親は二年前に他界かわりに妹が後見人になった

それと同時に二年前
家の前でボーと立ってたら挨拶をかわすようになった女性
まさかその直後に両親を失うなんて

寂しさや心苦しさを埋め合わせてくれるかのようにその人はいつもいる

冷蔵庫には彼女の買ってくる食材でぎっしり
母の姿がよぎる

仕事に行ってくる、そう言い残し去ってゆく
目を瞑り何も言わずにうなだれて帰ってくる
父親の姿がよぎる

きっと神様は二物を与えた人を私にくれた
心配なんてしなくても人生はどこかで帳尻が合うことも知っている

ただ時間だけが絆を創り上げてゆく

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