いつからだろうか
どこかへ向かっていた
木漏れ日が今にも漏れてきそうな松林
自家用車に乗って通りすぎようとしていた
車が停まる
中には四人
運転席に父親
助手席に懐かしい感じの女性
後部座席に姉と妹
静かなドライブ松の木が累々と生い茂る中を家族で一体となる
実は日常ではほとんど会話をしない妹
何となく護るべきものだということを知っている
普段は口数の少ない姉、どこへいても駆けつけてくれそうな気がする
まるで虹の輪をくぐるような人生だ
光はどこから射してくるのかはわからない
耳を澄ませば今にも波の音が聞こえる
突然父親がハンバーガーをさし出してくれた
食べている最中にささやかな喜びほど幸せなことはないと思った
いつからか続いていた
同じ日を毎日のようになぞり。
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