押さえようの無い圧迫感が自分を囲った 何も手につかない
云うなれば体が進まない 何をしようとも手が伸びず手つかず状態
文章を書くにも腑に落ちないものが量産され
楽器など触る気にもならない万が一触れても先が見えない
好きだったテレビゲームも開始早々で苦しくなる
まるで鬱病にでもかかったようだ
自分は何か刺激的なものにこういうとき助けをもとめる
頭でのイメージトレーニングに近いもの
脳内だけで楽しみを満たす事は可能だ自分はどんどん妄想思い出し笑い反芻を繰り返し
一日を満たしてきた
都会に住めばいろんな大きなイベントがあるのだが
ここは片田舎自分の足をフルに活用し発見しなければいけない
ふと冷蔵庫を見るとすぐに食べれるものが無い
恥ずかしながらこの年になって自分で料理というものをほとんどしたためしがない
すぐに食べられる総菜レトルトインスタント生活力の無さがここでも示された
季節は既に寒さが肌を通り越すような厳しさだ
寒さにはめっぽう弱い自分にとって散歩や外出がおっくうになる季節
思い切り厚着をして買い物に出かける
スーパーはいつも親の背を見て買い物をしてきた気がした
親の入れるものは野菜や肉、魚などのどんな料理にも応用の利くものばかりだ
自分は真っ先にアイスクリームやお菓子チューイングガム
甘さのきいたものに食指が伸びる
今日は果物売り場で何か違ったものを手に取る
紡錘形のツーンとくる匂い
いわゆるライムグリーンの物体
手に取るとそれは昔からあったのになぜ今頃
という懐かしさと不思議さが自分の頭を交錯した
レジにいくまで少々ためらったカボスならいろいろ応用が利くのだが
ふと我にかえると
問題の重い重圧は変わらないがその芳醇な香りが自分の神経を軽くなだめてくれた
Ⅰ-Aに続く
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