はぁ
溜息って幸せが逃げている証拠だな
掲示板を覗きながらつぶやく青年
大学構内の冷たい冷たい風に吹かれ
やりたいことって確かにあるんだ
でも
入ってすぐこんなんじゃなかったって思う
自分の下調べがまずかったのか
世の中を甘く見ていたのか
教授の話を聞くより独りでぼんやりノートで研究していたほうが
手応えがある
おい
肩をポンと勢い良く叩かれる
辛気臭い顔などしているとまた講義の途中に指名されるぞ
体育会系のノリなのにバリバリの研究者肌
名前は知らないがよく食事をする友達
大学ってたいていよく名前を覚える日まもなく席を一緒にする機会が多い
独りって寂しくもあるけどさなんか気楽で何かできそうな気がするんだ
馬鹿な事を言って、人は人からしか導いてもらえない
何も持たないってことはいつまでもその場所に立ちすくむのと同様なんだよ
今になっても議論は続いているのだが
結局人の輪にいることを選んでいる
人と居ることって悪くないなと思うことも最近有る
美しい道を選べたとき
隣にいた人を見て満足と感謝の意を捧げる
ともかくやりたいことってなんだろう?
真剣に向き合っているが未だに答えは出てこない
決して遠い未来に対する安定でも不安でもないんだ
ただ自分らしくありたい
そういうシンプルな言葉が出てくると
ちょっとだけプッと笑いが出てしまう。
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