自分が僕の母親と疑わないもう一人の人へ
フローリングだが少し手狭な1k
此処で新たな生活は始まる
母親たちが敷金も家賃もとりあえず出してはくれた
何だかまだ家庭暮らしの延長のような形態ではあった
インターホンが鳴る
でるとここの大家さんだ
あらもう荷物は済ませたんですか?
えぇ少なかったんで・・・
わからない事あったらそこの階の102号室に住んでるので
いつでもどうぞ
でも物騒な事件が多いですよこの辺りは
以前発狂した通り魔がこの辺りをうろうろしてるという噂を聞いた事がある
全国規模で考えるなら追いつめられた人間というのは伍萬といる
他人に危害を加えるか自分をとことん追いつめるのか
確かに自分は後者のような気がした
一階の東向きのベランダには洗濯物に日照する時間も短い
夜陰干しでもいいくらいだ
元々夜型なのだから一人で親に迷惑をかけずに住む
荷物はできるだけ少なく持ってきた
机とベッド
後少々の本
精神の栄養が足りない時に2〜3冊束ねる
これといって必要なとき必要な量だけ手に入る事は無いけれど
肌身離さず持って歩くのは無精な自分にとって程よい解決法だ
朝
軽いストレッチ
そしてボールを持ってイメージトレーニング
軽い散歩
午後は比較的簡単な参考書を開いて頭をほぐす
資格のためでもあるがこれは保険でもある
深夜に大体自分の創作意欲は生まれる
しかしそれは大多数の人々には受け入れがたいものだった
たまたま評価を下してくれた人もいたけれど
所詮自傷癖の戯言だ
それでも一日一つは何か書き残したくてここに居た
ここはヒートアイランド現象を起こしている
自分だけが浮かれてる
だから道をいっぱい持つ事にした
どんな道でもくじけないように
深夜にもなり
ベランダを見ると何かが落ちていた
見ると高級な時計のようだ
上の階の人間だろうか?
ポーン
インターホンが鳴った
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