2008年3月13日木曜日

あなたが笑ってくれるなら

途中ですが別の物語を挿入します
迷惑おかけしますが了承ください


携帯の着信音いつもと違う音
きっとこれは幸治だ
いつもはぐらかされていたけど今日は何の日か覚えててくれたのかな

電話を耳に当てると
あれっまだお前外にいるの?今日は家にいてくれよ

何だろう一体
何だって不器用だから
記念日も覚えてないし
好きだってこともはっきりしてくれない

何となくこの人しかいないのかなって始まった関係も
ちょっとぶれがある

私はちょっぴり思ったまだつきあう前の幸治の印象を
結構妄想だったよ
どんな趣味でどんな言葉が好きでどんな性格で
実際になって
声に出してしまう事が多かった
いい意味でも悪い意味でも
結構現実に裏切られてきたのかも
妄想してた頃の方が幸せだったかな

急いで帰らなくちゃ


場面2

ねぇバイトいつ終わるの?

ひみつ

でも今日のロードショーに間に合うかもしれないね

あなたって本当ばか正直ね
もう終わりよ

よかったじゃ今日一緒に映画に行こうよ

今日はこれから約束があるの

誰もしかして男?

ふふ

少年は肩を叩かれた
ナンパかね
だが次の仕事はまだまだだ
さぁ約束の時間だ
後は頼むぞ

きれいな顔してるね
美しい足ですね
いい香りだ

褒めすぎるのももう馴れた
さすがにこれだけでつられる女はいないけれど
優しさに飢えてる女は沢山いる
脂ののった独身女性
何度も騙し続けた
いや夢を見せてきた 高い代償で
でもようやく俺も人を好きになれた
人を騙しても微塵も後悔しないのに

笑顔が好きだった
はにかみでも苦笑でもない
自分をまるで包み込む
存在を心から喜んでくれる
幸せにしてくれる
彼女は今自宅にいるはずだ
電話番号も知ってるし
特別な日だから祝って一緒に祝ってもらおう
優しくなれるそんな時間が無ければ俺は腐ってくところだった

つづく

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