やはり今日も警戒されている
顔はやつれてきているのに気付かないのか
いくつもの命を犠牲に生きてきたけれども
既にわかった
断末魔の悲鳴
見ただけで恐れるような瞳
もうこれきりにしよう
命を奪うのはこれきりにしよう
俺は自我を持った肉食獣
たまたまそういう風に生まれただけだよと言ってくれた
あの補食した動物
変わってしまった何かが
似てる奴らはみな去っていった
自分の変わった価値観で孤独になるよりは良い
皆生きる事を望んだ
徐々に弱っても良いここで後は考えるだけだ
気がつけばいつもと違う部屋で寝ていた
道理でいつもとは違う夢を見るわけだ
そうか俺は実家に帰ってたんだ
香織からはあれから音沙汰が無い
言いたい事をぶちまけて絶交するんだろうと覚悟はしていたのだが
家を出て
白昼堂々と手をつないで歩くカップルを見て
女友達から恋人に発展する事はまず無かったなと後を振り返った
大切なのは彼女と男友達だ
歳の差に差異はつきものだけど
生きてる分自分をある程度把握できるだろう
食生活が一人暮らしだからでたらめになった
だから母親の手料理で精力をつけようと戻っていたのだが
つい泊まってしまった
家に帰るのが少し楽しみになったなぜか新鮮で待遇もいい
毎日とは言えずとも親の顔だけはしっかり確認すべきだと思った
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