2010年3月12日金曜日

トライアングル

最近さぁクソゲーばっかじゃん
何気ない一言だった

友達といつも会話に上がっているビデオゲーム
生活に彩りを与えてくれる
故に必需品ではない

俺たちは一応パソコン同好会という名目で活動していた

部室には古ぼけたDOSマシンが一台

ふと、部室に放り投げて有った雑誌に目が行った
猿でもわかるプログラミング講座

ゲームはご存知の通り重厚長大な方向へと向いていった
映画業界もしたを巻くようなスケールと音楽とグラフィック

その内にね、疲れ果ててしまった自分に気づいたんだ

やらされてる感じがしないでもないよなぁ
かと言って能動的すぎるのも何か違う

部員は三人
感覚を重視する俺
何を考えてるのかわからない不思議系の透
よく物語を読んでばかりの良美

プログラムの勉強を始めたばかりの俺たちは
ある考えが浮かんだ文化祭をめどに自分たちのオリジナルゲームを出品しよう

もちろん自分を除いて二人はある程度プログラミングができた
なんにもないけれど
俺はスポーツゲームが大好きだった

単純にボールを跳ね返して相手のゴールに入れるだけでも相当な複雑さを要求されるからだ

プログラムの本を片手に読みながら
昔をほんの少し思い返した

エミュレーターで動くロムをしこたまディスクに入れて自慢してた頃

ゲームは基板でやらないから面白くないんだよと
マニアの友人から諭されたことがあった

ゲームセンターも徐々に消えて行った
もちろん筐体には基板が稼働してある
仮にPCでエミュレーションしたゲームをゲーセンでやったら
どんな感覚なのだろう?

なんとなくその差を感じ始めた

一通り、本に目を通したけれど
実際にプログラムを打ち込んでみなければ話にならない
とりあえず感覚を重視したピンボールゲームを作ろうと目標を決めた

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